Protestival 2016

Nuclear, Democracy and Beyond

mit der Unterstützung von
Netzwerk Greenpeace Energy

Protestival 2016 : Nuclear, Democracy and Beyond

Protestival とは

期間:2016年3月11(金) - 2016年4月26日(火)

今年2016年、福島原発事故は5周年、チェルノブイリ原発事故は30周年を迎えます。

ベルリン近郊に住む日本人の小さなグループ Sayonara Nukes Berlin は、この二つの事故日である3月11日から4月26日までの7週間の間、「核エネルギーと民主主義」というテーマをめぐる各種のイベント -Protestival-を行なうことにしました。

福島とチェルノブイリの原発事故は決して過去の出来事ではなく、いつどこでまた同じような過酷事故が発生してもおかしくありません。私たちは、この二つの節目を機会に、あらためて核エネルギーの危険、世界中で核技術をめぐり日常で行なわれている差別、人権蹂躙の構造をもう一度思い起こし、市民に訴えていきたいと思います。

私たちが住んでいるドイツでは脱原発が決定しているとはいえ、いまだに8基の原子炉が稼動しています。世界中の原子炉が全基停止するまでは、地球上の放射性廃棄物は増える一方で、その処分方法がいまだに解決されていないばかりではなく、何十万年、百万年という信じられない時間の単位であらゆる生命を脅かし続けるのです。フクシマは日本だけの問題ではありません。チェルノブイリはウクライナの問題だけではありません。これは、すべて地球に生きる私たち一人一人の問題であり、脅威です。そのことを一緒に考えていくために、私たちはProtestivalを企画しました。一つ一つの催し物を通して、私たちはどのように生きたいか、どのような地球を子どもたちに遺したいか、そしてそれを実現するためにどのように社会参加が可能なのか、もう一度考える機会をもちたいと思います。

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パフォーマンス/ディスカッション

Fukushima the Aftermath−フクシマ、その余波

  • 2016年3月11日(金) 15:00から
  • パフォーマンス: 15:00から
  • パネルディスカッション: 19:00から
  • 入場無料(会場にてカンパ箱設置)
  • 場所:Werkstatt der Kulturen, Wissmannstraße 32, 12049 Berlin

Fukushima the Aftermath Mainevisual

福島の事故から5年の歳月が過ぎようとする今、広島、長崎、そして福島を経験し、核の恐ろしさを世界中で最もよく知っているはずの日本は過半数を超える反対意見をかえりみず、原子力発電を続けていく政策を決定しました。地震大国日本に存在する50基以上の原子力発電所が再稼働を始めれば、第二、第三の「フクシマ」が起るのは時間の問題といえます。

Fukushima the aftermath(フクシマ、その余波)とは、あの事故が私たちに残した教訓とは一体何であったのか、その教訓を踏まえて私たちは将来にむけて今何が出来るのかについて考えようとする、ジャズミュージシャン・安藤明氏率いるベルリン在住のアーティスト / ジャーナリスト達によるイベントです。様々な国籍のアーティストたちが、コンサート、パフォーマンス、展示などを通して表現する世界を体験してみてください。

パネルディスカッションでは、現状を整理し、これからどこに向かっていくことができるのか、探ります。(企画・安藤明、矢嶋宰、Werkstatt der Kulturen)

  • パネルディスカッション: 19:00から 「Wo stehen wir jetzt und wo soll es hingehen?」
  • パネリスト:福本まさお(ジャーナリスト)、Martin Donat (Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg e.V.代表)、梶川ゆう(Sayonara Nukes Berlin)
  • 司会:Thomas Dersee(Strahlentelex)

More info 》 Werkstatt der Kulturen

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Blog と写真: 公開討論: 破局後五年目のフクシマと今後

バザー

東北復興支援バザー 希望・ベルリン―日本

  • 3月13日(日)
  • 開場13:00 オープニングセレモニー 13:15, バザー 14:00~18:00
  • 場所: Philipp-Melanchton-Kirche, Herta-Straße 12, 12051 Berlin

Hoffnung-Kibô-Berlin-Japan e.V.(HKBJ)が主催する東北被災知地の女性グループやNPOなどを支援するバザーです。アーティストによるパフォーマンス、合唱、箏曲、書道、茶道、煎茶道、折り紙、俳句、日本語教育情報などの催し物のほか、寿司、おにぎり、スイーツ、抹茶なども人気で毎年たくさんの来場者が訪れています。手製和風小物の販売や蚤の市もあります。

※会場にて、当バザー義捐金送付先である東北支援団体の現状活動報告(フォーラムHKBJ)も行います。

More info 》 Hoffnung-Kibô-Berlin-Japan e.V.

かざぐるまデモ

フクシマから5年、チェルノブイリから30年
- 世界から原発なくそう! かざぐるまデモ2016 in Berlin

  • 2016年3月19日(土)13:00
  • Potsdamer Platz集合 - Friedrichstr. - Brandenburger Tor

Kazaguruma demo route map

今年でかざぐるまデモは4回目を迎えます。世界全体での脱原発と原子力エネルギーのない未来を求めて、今年もベルリンの街を行進します。あなたも希望の「かざぐるま」を持って、一緒に歩きましょう!

スタート地点のポツダム広場とデモ行進の帰着地、ブランデンブルク門前パリ広場では、ダンスパフォーマンスとスピーチが行われます。

※デモ当日、「かざぐるま」を配布します。アイディアに富んだあなたの自作「かざぐるま」を持っての参加も大歓迎です!

More Info 》 kazagurumademo.de

Blog と写真: 世界から原発をなくそう! かざぐるまデモ2016

ワークショップ:「かざぐるま」作りワークショップ 
ボランティア求む!

  • 2016年3月5日(土)13:00~18:00
  • 場所:WerkStadt, Emser Str 124, 12051 Berlin

デモ当日参加者に配る「かざぐるま」を製作する作業ワークショップです。「かざぐるま」の用紙など材料はすべてそろっています。子どもコーナーも設置しますので、親子連れでご参加ください。

当日は日本人パティシエによるおいしいケーキの販売もあります。

お手伝いいただける方は info @ sayonara-nukes-berlin.org まで事前にご連絡ください。

お申込み: info _at_ sayonara-nukes-berlin.org  ※「_at_」を@に変換してください

More info 》 かざぐるま作りワークショップの Facebook ページ

Blog と写真: かざぐるまワークショップ

映画上映会

『首相官邸の前で"Tell the Prime Minister"』ドキュメンタリー・2015年

  • オリジナル日本語・ドイツ語字幕
  • 2016年3月18日(金)19:00から(開場 18:30)
  • 場所:AUSLAND, Lychener Str. 60, 10437 Berlinl
  • 入場無料(会場にてカンパ箱設置)
  • 上映後、小熊英二監督とのトークセッションあり

Tell the Prime Minister: Anti-Atom-Bewegung in Japan

2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。

人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった――。

はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録した、歴史社会学者の小熊英二氏、初の映像監督作品。(公式サイトより抜粋)

『首相官邸の前で』公式サイト 》

予告編 》

http://ausland-berlin.de 》

Blog と写真: 『首相官邸の前で “TELL THE PRIME MINISTER”』

『太陽が落ちた日 "Als die Sonne vom Himmel fiel" 』 ドキュメンタリー・2015年

  • オリジナル日本語/ドイツ語・ドイツ語字幕 ロカルノ国際映画祭、スイス映画祭ノミネート作品
  • 2016年4月7日(木)19:00から(開場 18:30)
  • 場所:AUSLAND, Lychener Str. 60, 10437 Berlin
  • 入場無料(会場にてカンパ箱設置)
  • 上映後、アヤ・ドーメニク監督とのトークセッションあり

Als die Sonne vom Himmel fiel

スイス人の父を持ち、日本人の母を持つ監督は、母の故郷広島に小さいときからよく遊びに行った。祖父は原爆投下時に広島赤十字病院の医師であったため、たくさんの被爆者を診てきたが、そのことは家族の中でも一切口にしようとしないまま、1991年にこの世を去る。彼がどのようなことを体験し、考えていたのかを知りたいために、監督は祖母に話を聞き、祖父と同じように当時から広島で医師として働いてきた肥田舜太郎氏や日赤の元看護婦たちを取材し始める。それからすぐに福島の原発事故が発生する。そこで監督がしかし見知ったのは、そこでも人々が、当時の広島や長崎の人たちと同じように「沈黙」して語らないことだった。それはどういうことなのか? 自分のルーツを探る旅でありながら、同時に広島での原爆投下とフクシマの現在まで貫かれている糸を明らかにしようとする心を打つドキュメンタリー映画である。

公式サイト 》

予告編 》

http://ausland-berlin.de 》

『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』, ドラマ2004年製作

  • オリジナル ロシア語/日本語・英語字幕
  • 2016年4月23日(土)15:00から(開場 14:30)
  • 場所:ARSENAL, Potsdamer Straße 2, 10785 Berlin www.arsenal-berlin.de 》
  • 入場無料(会場にてカンパ箱設置)
  • 上映後、今関あきよし監督とのトークセッションあり

Kalina’s Apple - Forest of Chernobyl

ベラルーシ国の美しい自然。しかしそこには見えない放射能で冒された大地がある。

チェルノブイリ原発のあるウクライナの隣国、ベラルーシ国に住む少女カリーナは、夏休みの最後を大好きなおばあちゃんの住む田舎の家で過ごしていた。カリーナの一家はかつてこの家に住んでいたが、ママの発病・入院で一家がバラバラになっていた。ある日カリーナは入院中のママにこんな話を聞かされる。「チェルノブイリという街には悪魔が住むお城があって、毎日毒を撒き散らしているのよ」 やがておばあちゃんもカリーナ自身も病に倒れる。「神様が何もしてくださらないのなら、私が悪魔に頼んで毒を撒くのをやめてもらおう」 こうしてカリーナは病院を抜け出し、悪魔のお城があるチェルノブイリを目指して旅立った。(公式サイトから抜粋)

綿密な現地取材を元に、日本人監督スタッフが現地ベラルーシ、ロシア人スタッフとともに撮影。原発事故がもたらした悲劇を、子どもから大人まで幅広い年齢層が見れるようあえてドキュメンタリーではなく劇映画として制作された作品。

公式サイト 》

予告編 》

http://www.arsenal-berlin.de 》

写真展

樋口健二&広河隆一 写真展 Nuclear, Democracy and Beyond

  • 2016年4月15日(金)から6月12日(日)まで   (Updated)
  • オープニングセレモニー4月14日(木)19:30
  • 場所:Willy-Brandt-Haus, Stresemannstr. 28, 10963 Berlin 
  • 開館時間 火~日曜日 12時から18時まで(最終入場17:30)月曜休 http://www.freundeskreis-wbh.de/
  • 入場無料 ※入場には身分証明書の提示が必要です。

Fotoausstellung Nuclear, Democracy and Beyond: Higuchi

Fotoausstellung Nuclear, Democracy and Beyond: Hirokawa

日本の反原発運動といえば、この二名のフォトジャーナリストの名を挙げずに語ることはできないだろう。

広河隆一氏はパレスチナ問題の取材でも知られているが、チェルノブイリ事故以来、継続して現地に赴き、「チェルノブイリ子ども基金」を創設して被災者の救援活動を行っている活動家である。福島第一原発事故後は、日本の原発や放射能にかかわる問題を取材するかたわら、福島の子どもたちの保養プロジェクトも立ち上げている。

樋口健二氏は、すでに60年代より公害、労働災害、環境汚染問題を追い、70年代からは原発における被ばく労働者の取材をし、その過酷な労働条件、なんの保護も賠償も受けず労働災害とも見なされずに使い捨てされていく原発労働者の実態を報告し続けている。原子炉内の撮影は世界的スクープとして海外でも高い評価を受け、2001年に核廃絶NGO「ワールド・ウラニウム・ヒアリング」(本部・ドイツ)創設の「核のない未来賞」の教育部門賞を日本人として初受賞している。

広河隆一氏と樋口健二氏の写真は多様でありながら、どれも私たちに同じように問いかける。なぜ、このようなことが起きなければならなかったのか、という誰も逃れられない問いである。

樋口健二氏のメッセージ:「原発の最大のアキレス腱は底辺労働者の放射線被爆である」 全文を読む。TBD

More Info 》 http://www.freundeskreis-wbh.de/

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コンサート

チャリティーコンサート: Concentus Neukölln ,,天地再生 Die Bewahrung der Schöpfung''

  • 2016年4月24日(日)19:30(開場 19:00)
  • 場所:Lindenkirche Berlin, Homburger Str. 48, 14197 Berlin
  • 入場無料(会場にてカンパ箱設置)

コンツェントゥス・ノイケルンは、ノイケルンのパウル・ヒンデミット音楽学校のトーマス・ヘニッヒ率いる声楽アンサンブルです。(https://www.facebook.com/concentus08/) 学生からプロの音楽家が一緒に、後期ロマン派やアカペラの近代宗教曲を歌い上げます。 チェルノブイリ原発事故から30年、福島原発事故から5年を迎え、傷ついた地球、神によって創造された天地を守りたいという思いを込めて歌います。会場で集められた募金は、福島第一原発事故によって被災した子どもたちの健康維持を支援する保養施設、NPO法人「沖縄・球美の里」にドルトムント独日協会を通じ寄付します。

More info 》

NPO法人「沖縄・球美の里」 ホームページ 》

Kuminosato 》

More Info 》 Hilfe für Japan 2011

Protestival in Leipzig

ライプツィヒ「日本の家」: フィルムフェスティバル

  • 2016年4月1日(金)および4月2日(土)
  • 場所: Das Japanische Haus  Eisenbahnstr. 113b. 04315 Leipzig (http://djh-leipzig.de/ja/news)
  • Eisenbahnstr. 113b, 04315 Leipzig

上映予定

  • 4月1日 (金), 15時会場
    • 16時~ 『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』
      上映(2011年、今関あきよし 監督、ロシア語英語字幕付)
    • 18時~ 『首相官邸の前で``Tell the Prime Minister''』
      上映(2015年ドキュメンタリー映画、社会学者・小熊英二監督),
      20時半~ 小熊監督とのSkypeによるディスカッション/質疑応答(1時間ほど)
  • 4月2日 (土), 16時会場  訪問者にキッチン開放
    • 20時半  『太陽が落ちた日``Als die Sonne vom Himmel fiel''』
      上映(2015年ドキュメンタリー映画、Aya Domenig監督(スイス・日本)、 ドイツ語/日本語・ドイツ語字幕付)

"核"の問題は地球規模の問題であり、場所と世代を超える問題です。市民のプラットフォームであるライプチッヒ「日本の家」では、核の問題について考え自分の意見を見出すきっかけになることを願い、3本の映画上映とディスカッションを行います。

【 ライプツィヒ「日本の家」 】

空き家を「日本」というテーマを用いて人々が集いアイディアや物が生み出されるクリエイティブな「家」として再生することを目標としたプロジェクトです。2011年夏にドイツの地方都市ライプツィヒの衰退地域の一角にある空き家をセルフリノベーションすることで立ち上げられました。

「日本の家」では、日本食の会、コンサート、地域の芸術祭、日本文化ワークショップ、子どもと家族向けのイベント、学術的シンポジウムなど多岐多分野に渡る活動を行っています。その活動は近隣住民、市民団体、行政、芸術家といったライプツィヒの地元の人々と、日本を始めとしたドイツ国外の方々と協働することで実現しています。地域に根ざすこと、分野横断的であること、そして国際的であることが「日本の家」の活動の特徴です。

2012年からは、「都市の『間』」をテーマに、日独共通の課題である「市民によるボトムアップ型のまちづくりと空き地・空き家の活用」について学び合い、調査と提案を目標としたワークショップを行なっています。

これらの活動を通じて、人々が実際に草の根的なまちづりに参加するためのローカルなプラットフォームと、現代の都市の課題について思考・調査・議論・実践するためのグローバルなプラットフォームの実現を目指しています。

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Blog と写真: PROTESTIVAL IN LEIPZIG


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