講議のノート

このページには大学での授業に利用する資料を置きます.

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なぜこのページがあるか

まず,大学において初等的な教育が必要であるという前提があるとします. ところが,現状では各大学の各先生が毎回そのための資料を作成しては捨てて しまっているように思います.特に計算機リテラシなどの多少本質から外れる 部分において,このようなことが繰り返されることは非生産的だと思います. これらを再利用し,その過程で資料の質を順次高めることができれば,先生に とってもその授業を受ける学生にとっても得るべきところが多いでしょう.た だし,単に利用するだけではまた弊害があると思いま す.それについては熟考を要するでしょう.

私は計算機を専門としていますので,その関係の資料を今後主に集めてい く,あるいは作成していくと思います.もし,この考えに賛同して下さる方が いらっしゃり,資料の提供などに協力して下さる方がいらっしゃったらぜひ 御一報下さい.

また,ここに置いてある資料を御利用なさった方はぜひ御意見など御一報 下されば幸いです.



レポート,OHP, 卒論の書き方について


計算機

(内容の概要については山内が勝手に作成しました.)

その他


弊害について.

これらの情報を再利用することによって画一した教育が行なわれる危険性 があることは注意を要します.まあ,まだ何もない状態で,価値も利用もまっ たくない今は杞憂かと思いますが,一般の方々に対して一応の警告はしておき ましょう.実際にこのページを利用される方には釈迦に説法の感がありますが, たとえば数学というかなり厳格であると思われる分野でも教え方には様々なア プローチがあるということです.

私は高校ではベクトルは矢印と教わりましたが,そのようにある一面だけ を見ている場合には,さらに有用な考え,たとえば,Fourier 級数などの考え まで到達できるか疑問です.Java における Vector Class がなぜ Vector な のかもわからないでしょう.もちろん矢印という面を逃がしてしまうのもまた 問題です.私の持つ非常に私的な数学のイメージになってしまいますが(この 考え自体また一つの見方),数学がある異なるものから何か同じ性質を発見す る方法である限り,その共通の性質というものをどう考えるかの教え方は数学 をやった人の数と同じ位あるのではないでしょうか.それでもある抽象的な一 つの何かになるという所がまた数学の面白い所でもあると思います.

特に計算機のような若い分野では計算機の速さとは何かという基本的と思 えることについてすらいくつかの異なる意見があるほどです.ここにある文書 にはどうしても教える人の一面からの見方が前面に出てくることと思いますの で,再利用には再利用するだけの能力と用心が必要です.例えば鈴木氏は記憶 階層の話をしていますが,例えばスーパーコンピュータにはキャッシュのない ものがあります.そしてそれには理由があります.そういうことを知っている 上で利用しないと危険です.また私は私の資料に誤りがないよう努力はしてお りますが,私の資料が完全なものだとは思っていません.そのあたりを了承の 上御利用下さい.


copyright (C) 1998 山内 斉 (YAMAUCHI Hitoshi)
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